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2015年02月01日

2015シーズン スタートにあたって

平素はガイナーレ鳥取に絶大なるご支援、ご声援を賜り、厚く御礼申し上げます。2015シーズンのスタートにあたり、幣クラブの今期経営方針につきましてご説明申し上げます。

今シーズンは、Jリーグ宣言をした2006年から数えて10年目の節目となります。この間、チームはプロ化•最終節での涙•歓喜の昇格•安堵の残留•失意の降格など様々なことがございました。
 節目を迎える今、ガイナーレ鳥取の活動を改めてじっくり考える必要があります。昨年12月、県民の皆様へご報告させていただきました新聞折込の「シーズンレポート」に掲載の通りですが、この9年間で様々なことが出来るようになりました。
クラブ経営の観点からは「継続性」、つまり中長期的な視点でクラブの存続を第一に考え、クラブを守るということの重要性がますます高まって来ております。

 一方、「夢や希望や期待」- 現状ですと一日でも早いJ2復帰を目指すことも、プロスポーツにとって欠かせないものであります。短期の目標、中長期の視点、その両方の原点は一致している必要があります。プロサッカークラブの原点は「チームが感動的な試合を観客の皆さんにお見せし、そして入場者が増え、収入が増え、チームが更に強化される」ことです。今シーズンはまず、この原点をもう一度見つめ直してスタートを切りたいと思います。

 J2復帰に向けた現在の客観的状況についてお知らせします。J2ライセンス更新申請が、本年6月末日、判定結果が9月末です。これの意味するところは「チームの結果が出る前に条件を整える必要がある」ということです。全国に誇りうるJ2基準サッカー専用「とりぎんバードスタジアム」の存在があり、申請までに残されたポイントは「精度の高い計数管理能力」と「確固たる財政基盤」です。

 繰り返しになりますが、プロ宣言10年目の節目のシーズン、私共は「プロクラブの存在意義」を訴えてまいりますし、「公共財」としての価値も更に高めてまいりたいと考えています。チームは新体制も固まりつつあり、全力でトレーニングに励んでいる最中で、「感動的な試合」をきっと実現してくれると信じています。

 このような環境下、「強小七年」となる2015シーズンのスローガンは、「強小七年 奮迅(ふんじん)」に決定いたしました。 明治安田生命J3リーグ2年目となる今シーズン、選手、スタッフは必死にハングリーに戦ってまいります。県民・企業・自治体の三位一体体制のお力添えも得ながら、強い意志で突き進んでまいります。

全国最小県からの挑戦「強小」を合言葉に、ベースとなる全県活動を更に押し進め、皆様の笑顔や感動を生み出せるよう、スタッフ・選手一同、力を振り絞ってまいりますので、変わらぬご支援の程、何卒宜しくお願いいたします。

 

2015年2月1日
株式会社SC鳥取
代表取締役 塚野 真樹