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弊クラブの経営状況に関する記者会見を行いました

2015年04月24日

本日4月24日(金)鳥取県立倉吉未来中心にて、弊クラブ経営状況についての記者会見を行いましたのでお知らせいたします。


記者会見要旨 
出席者:株式会社SC鳥取   代表取締役 塚野真樹

クラブの代表をしております塚野真樹です。本日はメディアの皆様には多数お集まりいただきましてありがとうございます。
経営面に関する会見ということで、こののち皆様にしっかりと今、私どもが置かれております状況をご説明したいと思っております。
メ ディアの皆様を通じて、特に広く、県内のサポーターの皆様・支援者様にしっかりと今の状況をお伝えしなければならないと思っておりますので、何卒今日お伝えすることを皆様にご理解いただけるように会見をさせていただきたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします。

一昨年の降格 を受け、クラブ財政状態が悪化する中、昨年はJ2ライセンス条件付き交付ということでございました。残念ながらチーム成績が4位に終わりJ2復帰はかないませんでした。今シーズンを迎えるにあたり、メディア様を通じ、広く皆様には、ふたつのことをお伝えさせていただきました。ひとつはクラブ存続を第一に考えなければいけない状況であること、ただ一方でもうひとつ、夢や希望、期待も大切にしなければいけない。このうようなことなどお伝えさせて頂いておりまし た。 しかしながら、本日15時より会見前に株主総会がございましたが、株主総会で決算が承認され、その結果、前期赤字額が約9500万円、純資産がマイナス約1700万円の債務超過状態となったことが確定しました。降格による大幅な減収が予測された前期、チーム予算削減など費用削減に努め、また水産企画などの増収策も実施いたしましたが、力及ばず大幅な赤字となりました。これは私の力不足によるものと考えており、クラブを発展させなければいけない立場に あるものとして、皆様にお詫び申し上げなければなりません。

この結果を受けて、クラブライセンス申請に関しましてお伝えいたします。かねてからラ イセンス申請時期となる6月末までの財政再建進捗度に応じて、判断する考えをお示ししており、そのタイミングに向けて、J2ライセンス取得の経営努力を続 けていく所存でございました。クラブライセンス制度はあくまでも申請されたものに対してFIBという外部独立審査機関が9月末に判断を下す流れになっております。
今回は6月末までに財政再建進捗に応じて、判断するとお伝えしておりましたが、本日、今日ここで6月末を待たずに、今回の申請につきましては、J2ライセンス申請を断念する。という判断をさせていただきました。

2016シーズンのJ2ライセンスを取得するためには、申請年度の2015年の前年度決算である2015年1月決算において、つまり本日確定いたしました2015 年1月決算において、〈債務超過でないこと〉〈3期連続赤字でないこと〉の大きな二つの財務基準をクリアする必要がございます。
その意味で、本日確定いたしました決算で、債務超過が確定いたしましたので、2016年のJ2ライセンス取得を目指すことを断念せざるを得ない状況になり、6月末の申請を待たずして、皆様にこのようなご報告をすることになりました。誠に申し訳ございません。

J2復帰を願い、日頃からクラブの活動にご支援いただいているスポンサー・株主の皆様、ピッチ上で復帰を目指して戦ってくれている現場の選手・スタッフ、そして何より、日常の楽しみとして、またスタジアムに足を運び声援を送り続けて下さっているガイナーレのファン・サポーターの皆様。全国からガイナーレを応援して下さっている、本当にたくさんの皆様に、心よりお詫び申し上げなければなりません。誠に申し訳ございませんでした。

一 方で、クラブ存続のためには、現在置かれております財務状況をいち早く回復させ、同じく本年6月末にまいりますライセンス申請、これのJ3ライセンスを申請し取得する必要がございます。また、ライセンスの判定は毎年行われることから、来年の申請時にJ2ライセンスを申請するためにも、今年度の決算において 財務状況を改善させる必要がございます。
具体的な再建策につきましては今まさに進行中でございます。今日現時点では、その個別具体的な内容や細かな点についてはこの場でお伝えできないことは誠に申し訳なく思っておりますが、必ずやこの状況を打破し、クラブの存続とその後の発展につなげてまいります。

必死な姿を見せて、戦ってくれているチームにおいては、J2復帰の短期的な目標はかなわないこととなりますが、一方で近い将来J2復帰を勝ち取るために、また復帰後も継続してJ2に定着し、その後上位を狙えるよう今は基盤づくりに徹したいと思っております。将来的にチームを支える選手たちの成長をしっかりと促進することで、また今期1試合1試合を必死な姿をお見せすることで、期待感の持てるJ3リーグでの戦いを皆様にお届けしたいと思っております。

今回のこの苦境を乗り切ることが出来れば、必ずやガイナーレ鳥取の展望が開けると確信しております。つきましては、何卒皆様よりのご理解を賜り、手前勝手な お願いとなることは重々承知ではございますが、ひとりでも多くの方にスタジアムに足を運んでいただき、必死で戦う選手達の力に、ひいてはガイナーレ鳥取の成長に繋がるよう、変わらぬご支援ご声援賜りたく心よりお願い申し上げます。




質疑応答

 

—債務超過ということは負債があるということですがその中で何が一番大きな原因ですか?

昨年度に関しましては約9500万円の赤字ということで単年度の負債はこれになります。 


—赤字が約9500万円ということですが、どういったことが赤字につながったのでしょうか?

昨シーズンがJ3初めてでしたけれども、開幕前に2億円程度の減収になるのではないかと予測を立て、皆様にお伝えしておりました。結果、前年比約2億円程度の減収となりました。減収の内訳で申し上げますと、Jリーグの分配金の収入こちらが約1億円の減。それから入場料収入が約5000万円の減。それからスポンサー収入がこれが約2500万円の減。その他収入といいますか、補助委託金というものがございますが、これが約2500万円の減。これでおよそ約2億円でございます。それ以外に前年比売上減は、他にもありますが主立ったものは今申し上げた4つでございます。

 

—昨年の野人と漁師のプロジェクトとか、今シーズン人件費削減などをされたと思いますが、それでも黒字にできなかったということでしょうか?

本日確定いたしました前期の決算について申し上げますと、2億円以上の減収がある中、コスト削減策を進め、一番大きなものはチーム人件費でございました。
削減の努力の他に、今お話しのあった水産企画などの増収策も行いましたが、結果、9500万円の赤字。想定していた半分の手当はできましたけれども、半分はできなかったということでございます。いずれにしましても、大幅な減収が予測されたシーズンでございましたので、最終的には私の力不足ということが当然ございますし、増収収入、費用をつかさどる、計数管理能力の不足も当然ございます。また、あわせて降格のダメージというものがあったんですけれども、条件付きのライセンス交付となった10月末、10月12日米子の試合でございました。ライバルの長野パルセイロさんとの試合に1-1の引き分けに終わり、成績面でJ2復帰が叶わないという状態になりました。そこから残された主に売上をあげる、ホームゲームの売上予測が大幅に下がり、まさに負のスパイラルと申し上げますか、そういう状況の中でそれをすべてコントロールできる力が私にはなかったという風に考えております。

  

—負債の内容ですが、設備投資などによるものだったのか、それとも人件費がかさんだ上だったのか。原因を教えてください

設備投資、クラブとしましてはYAJINスタジアムですとか、クラブの車輌ですとか設備投資・機材系のものがあります。これは年間であわせますと3500万円程度の減価償却費がございます。通常の営業活動であるホームゲーム、選手スタッフ報酬、遠征費などクラブを回していく費用を収入面で賄えなかったということです。一番大きいものはやはり人件費でございます。

 

—力不足ということでしたが具体的にどの部分が自分には足りなかったのかというのをお聞かせください。

収支を均衡させるには費用と収入のバランスを取るということになるかと思います。費用面に関しましてはJ2復帰という目標と現実的にクラブの収支のバランスをとらなければいけない。要はどれだけ目標の実現の可能性と、使えるお金と。どう判断していくかという見極め。要は費用ですね、目指したものに対して最低限の費用で、実現できるのが最も良いことだと思います。ただし、目指したことも実現できず、費用のバランスも取れなかった。ということですので、まずそこが一つあると思います。あわせて、売上げを伸ばす。という方法が一方でございます。昨年の水産企画などございましたが、前年の降格を受け、非常にムードの悪い、降格というものはそういうものでございますので、そういった中で、前年以上の売上げを確保する、もしくは前年並みの売上げを確保する。ということをする力が足らなかったと思っております。

 

—J2に上がれればすべて解決できるという見込みがあったのでしょうか?

これは振り返ってみて初めて言えることですけれども、今にして思うとJ2から降格が決まったときに即座にJ2復帰を目指しますということをアナウンスいたしました。その時はとにかく降格の沈滞ムードを何とかしなければいけないという思いであったのをよく覚えております。ただ、今振り返ってみて思いますのはクラブライセンス制度が本格適用になるシーズンで、そのようなアナウンスをしてしまうことのリスクに思いがいたらなかったという点は振り返ってみますと感じます。

 

—ご自身の進退についてはどうお考えですか?

責任については今このような状態でしっかりと存続性を高め、対応していくことが責任だと思っております。今日は先ほど申し上げましたとおり、個別の事は申し上げられませんが、取り組んで参っている財務改善策をきちんと成し遂げることが直近の対応でございます。必死にそれを着実に行うことで、責任を果たしたいと考えております。ただ、期待していただいているサポーターの皆様の失望というのは間違いないことだと思いますので、それについては本当にお詫び申し上げたいと心から思いますし、一方で全ての未来が閉ざされたわけではございませんので、ぜひ状況をご理解いただいて、ならばまた応援してやろう。と言っていただけるようなガイナーレにするのが責任だと思っております。そのためにもまず、置かれている状況をいち早く皆様に、正確にお伝えする説明責任を果たさないといけないと思い、株主総会後、直後になりましたが決算が確定したこのタイミングで会見を開かせていただきました。

 

—経営再建でどんなことをされるのか一般の方も分かる程度の話でいいのでお願いしたい。

こういう状態で先行きはどうなるのか?というのがサポーターの皆様の思いであるのを重々理解しております。財務面に関して具体的なことは申し上げられませんが、今、先程おっしゃられた経営力。簡単に言うと新しい経営人材の招聘、経営陣強化はぜひやりたいと思っておりますし、具体的に話も進んでおります。先程から申し上げております通り、一日も早くこれが具体的に皆様に発表できるように全力を尽くしますし、そう遠くない将来にお伝えできるのではないかと思います。

 

—J3ライセンスに関してはひっかかることはありそうですか?

J3ライセンスにつきましては実は今年からライセンス適応年です。J1・J2より1年遅れなのですけれども、今季決算で3年連続赤字でないこと。債務超過でないこと。これが大きなポイントです。さらにその前提としてクラブの存続性、要はキャッシュフローが審査されます。まず、今日確定しました2015年1月期での債務超過、約1700万円を来たる2016年の1月末までに必ず解消できます、ということをライセンスの申請時期となる9月末までに確実な状態に持って行く必要がございます。私どもは昨年は大幅な赤字ですが、一昨年は黒字ですので3年連続赤字ということはございません。ですので問題は債務超過の解消とキャッシュフローの維持を証明できるかというところでございます。存続を以前より心配されておりまして、私もお伝えして参りましたが、これは主に、キャッシュフローがシーズン中に途切れてしまうのではないかという状態のことでございます。個別具体なことは申し上げられないと先ほどより申し上げておりますが、このキャッシュフローの維持については今季大きく改善が見込めておりますので、すぐにキャッシュフローがついえる。要は倒産・破綻という状態ではございません。これは明言させていただきます。ですので残りは2016年1月末時点で債務超過を解消できるということを9月中に証明できることです。ベストは6月末に申請する時点でこれなら大丈夫だと言ってもらえることですので今はそこを目指して取り組んでおります。

 

—キャッシュフローの改善が見込めるということは具体的には?

そちらについては本日、具体的に申し上げることができませんが、このような発表をし、本当に心配される方がたくさんいらっしゃると思いますので、そのような状態ではございませんということは明言させていただきます。では何故そのようなことなのかという点については日を改めさせていただければと思います。

 

—J2復帰はどれくらい先を目指しておられますか?

J2復帰に関しては1日も早くと思っておりますので、今回は断念しましたけれども次年度の6月の申請にはJ2ライセンスの申請ができるようにしたいと思っております。今季再建が順調に進めば十分に可能だと思っております。

 

—今のお話を聞くとほぼ降格による減収が原因だと思いますが、このようなことは他のクラブもJ3へ落ちたら起こり得ることだと思いますが、Jリーグはこのようなことになんらかの策があるのかどうか聞かせてください。


まずJ3が昨シーズンから開始されました。これは全国の津々浦々にJクラブを設立したい。というJリーグ百年構想の理念の部分がございます。一方で我々の前年にJ2から降格された町田ゼルビアさんはJFLに降格されました。JFLはアマチュアリーグでございます。J1・J2ライセンスの差はスタジアムのところだけでございます。もし仮にJ1のチームが財務的な問題でライセンスがとれないということは、J2のライセンスも取れないということになります。そうするとJリーグから出て行かなくてはならなくなりますので、J3が創設されることでセーフティネットになっているという側面はひとつあると思います。一方でJ3ができたのが昨年初めてで、そこに降格したクラブの初めてが我々でしたので、前年の財務的な実績が使えない中で、予算などを補正していく必要がございました。実際それを体験した身から申しますと本当に大変だというのが率直な所ですし、日本は昇格・降格があるルールでやっておりますので、どこかのクラブが毎年降格する。ということはあると思いますので、今後のJリーグの歴史の中で今まさにJリーグ本部もですね、チャレンジといいますか、いろいろ取り組んでいらっしゃる最中でございます。それに応じた形で、リーグの制度なども発展していくと思っております。

  

—本件は選手にはいつ頃伝えましたか?


本日の株主総会前に選手みんなには伝えました。伝えたのはJ2ライセンス申請を見送るという判断。つまり今季優勝したとしてもJ2には復帰はできない。このような事態になって本当に申し訳ない。とお詫びをさせてもらったことと、加えてお願いとして、それでも見に来てくださる方、応援してくださる方はきっといらっしゃると思うし、応援してくださいという働きかけはクラブとしても努力したいので、ぜひ今季取り組んでいる1試合1試合、必死に泥臭くプレーをする。ということを続けて、来ていただいたファンサポーターの皆様に喜んでもらえるよう、お願いしました。

 

—直接サポーターへ会合を持つ可能性は?

どういう形で実施ができるのか・・。今すぐには思いつきませんが、今はまず(メディアの)皆様にきちんとご説明してご理解いただくこと。これが最も早く。本当に大勢の方がいらっしゃいますので、スタジアムにはいらっしゃらなくとも、本当に応援して下さっている方もいらっしゃいます。お会いできる中では当然今日申し上げたような気持ちをお伝えして、ぜひ引き続きご支援いただきたいと頭を下げたいと思います。今日の会見に限らず、本当に不特定多数の皆さんに支えられて、関心を持っていただいて成り立っているのがサッカークラブでございますので、これをすれば皆さんに伝わったという方法は思いついておりませんが、ぜひメディアの皆様のお力をお借りしたいとは思っております。

 

—直近のホームゲームがありますが、その場で社長自身が説明するお考えはありますか?

以前、直接お出迎えですとか、お見送りをしていた時期も長らくございました。今は実はいろいろな事情からできておりませんが、直接、本当にスタジアムへお越しの方には来ていただいてありがとうございますという気持ちをお伝えしたいですし、可能であれば今の状況をお詫びした上でありがとうございます。とお伝えしたいと思ってはおります。



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