しばふる太陽光発電所開所式を行いました

ガイナーレ鳥取はJリーグ気候アクションの一環として創設された「Jリーグ地域再生可能エネルギー推進助成制度」を活用した営農型太陽光発電所の開所式を行いました。2017年より始めた地域課題解決への取り組みである「しばふる」を事業拡張し、さらには、地域における農業の可能性を広げる第一歩としての新たな挑戦となります。
【注目を集めるソーラーシェアリング】
農地に支柱を立て、その上に間隔を空けて太陽光パネルを設置することで、農作物の栽培と発電を同時に行う「ソーラーシェアリング」。作物の生育に必要な日照を確保しながら、太陽光を使って発電を行うことで、農地を最大限に有効活用しつつ、農家の収入源の多様化と地域のエネルギー自給にも貢献する取り組みとして期待されています。
ガイナーレ鳥取は、ホームタウンでのソーラーシェアリングに挑戦するため、関係者との調整や手続きなどの課題を乗り越えてきました。耕作放棄地の解消と地域の再エネ創出を実現する新しい地域貢献の形として大きく期待されています。ガイナーレ鳥取がローカルエナジー株式会社とともに作った営農型太陽光発電所。2025年4月から売電を開始。個人所有の2700㎡(うちパネル面積 1093.5㎡)の農地に小売電気事業者であるローカルエナジー株式会社が営農型太陽光発電設備を設置し、境港市の公共施設へ供給するもので、営農をガイナーレ鳥取が担い、芝を生産・販売します。
【プロジェクト概要図】

営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の事例がない地域で取り組むことは 責任の重い取り組みとなりますが、まずははじめの一歩を踏み出すことが重要であると考えています。営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)での芝生生産が可能であることが証明できれば、他の農作物への生産につながるものと考えています。今回の取り組みで培ったノウハウや地域の方々との新たなつながりをもとに、地元Jクラブの発信力を生かして再エネと遊休農地利用の普及・拡大を図ることはもとより、地域の方々への再エネの普及啓発を行えればと考えています。