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2012年12月26日

2012シーズンを振り返って

平素はガイナーレ鳥取に絶大なるご支援、ご声援を賜り、厚くお礼申し上げます。
1年間弊クラブへご支援、ご声援をいただいた皆様へ、今シーズンを振り返ってご挨拶をさせて頂きます。

11月11日のリーグ最終戦、また、12月9日のチュウブYAJINスタジアム完成記念試合をもちまして、ガイナーレ鳥取は今シーズンの活動を終了いたしました。
振り返りますと、クラブとして様々な経験が得られた1年でございますが、これらを今後の糧として来シーズンへつなげていくため、今シーズンについて私なりに総括させて頂きます。

まずチーム全般についてですが、勝利数としては昨シーズンの8勝から11勝に増えました。これはJリーグ2年目のチームとしては決して少なくない数字ですし、「勝ちきる」ことにチーム一丸となって取り組んだ結果であると考えております。
特にホームゲームにつきましては、昨シーズンの3勝から9勝に増えており、ホームタウンの皆様とともに、勝利の瞬間を共有できたことを大変嬉しく思っております。
降格争いの厳しいプレッシャーの中、尻上がりの戦いぶりでJ残留ができ、選手、スタッフ一同、力を尽くして来シーズンにつないでくれたと感謝しております。

ただ一方、順位成績としては「中位以上」を目指して戦いながら、20位(22チーム中)と下位低迷したことも事実でございます。
J参入後2シーズンの共通した試合運びとして、基本的に走力を生かして起点や好機を創り出す流れがございましたが、更なる上位を狙い、1シーズンを通じて戦っていくためには、チーム力の上積みが必要です。例えばパスやポジショニング等、ボールを保持しながらリズムを作り出せるようなチーム作りが必要であると考えております。
現在のところ、より高みを目指していくため、選手、スタッフ共に再編成を行っております。前田強化部長・小村監督をリーダーに新たなチーム作りに取り組んでおりますので、どうぞご期待頂きたいと考えております。

観客動員数につきましては、目標としていた平均4000人が達成できず、3,133人にとどまりました。
7年連続で増え続けてきた平均観客数が減少に転じたことに対して、クラブとしても大変危機感を感じておりますし、十分な結果が出せずクラブとしての力不足も感じております。J2リーグ全体観客数が減少する中、原因は一つではなく複数の要因が絡み合ったものと考えており、しっかりと原因を見極めて対策を講じて参ります。

ホームタウン活動につきましては、クラブの活動の柱として今シーズンも積極的に取り組んで参りました。
選手やスタッフが地域に出向いて様々な活動に参加したり、「復活!公園遊び」に代表されるようなイベント等でお子様と触れあうことは、地域に根ざすクラブとしても欠かすことのできない活動だと考えております。
Jリーグが掲げる百年構想の理念に沿って、今後も今まで以上に取り組んで参ります。

以上、力足らずのクラブではございますが、皆様と二人三脚で一歩ずつ歩んでいくため、フロントスタッフ、チームスタッフ、選手一同これからも全力で努力して参ります。

今後とも変わりませずご支援頂きますようよろしくお願い申し上げます。

2012年12月26日
株式会社SC鳥取 代表取締役 塚野真樹