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2013年07月02日

弊社書類送検に関するお知らせとお詫び

7月2日(火)チュウブYAJINスタジアムにて、弊社書類送検に関する記者会見を行いました。
塚野代表取締役より本件に関するお詫びと事実経緯及び再発防止策についてご説明させていただきましたので、ご報告いたします。

■ 弊社書類送検に関する記者会見

皆様、お集まりいただきましてありがとうございます。
本日は、昨日弊社が去る2月24日に行ったトレーニングマッチにおいてのシャトルバス運行について米子警察署様から書類送検されましたことについてお知らせとお詫びということで会見を開かせていただきました。

弊社は、2013年2月24日に米子市内にある弊社所有のスタジアムにてガイナーレ鳥取のトレーニングゲームを開催いたしましが、当日運行したシャトルバ スについて「道路運送法」に抵触する可能性があるとの嫌疑により、警察当局の取り調べを受け、昨日書類送検されました。
サポーターの皆様、ご支援者の皆様、ならびに関係各位の皆様には心よりお詫び申し上げます。皆様のご期待やご支援のもと活動しているスポーツクラブとしてあってはならないことであり、猛省しております。
このような場ですが、本当に申し訳ないことになったと反省しております。申し訳ございませんでした。

1. 本件発生の事実経緯と指摘事項
(1) 事実経緯
2月24日に弊社所有のスタジアムにて、入場無料のトレーニングゲームを行い、6,327名の方にご来場いただきました。トレーニングゲーム計画段階より多くの来場者が見込まれ、スタジアム併設の駐車場(駐車可能台数約200台)では不足することが予想されたため、当日は米子港を臨時駐車場としてお借りし、米子港とJR米子駅からスタジアム間のシャトルバスを運行いたしました。本件は、入場無料イベントということから、試合運営費については、地元企業団体様からのご協賛や個人の皆様からのご寄付等により捻出しようと考え、試合会場でご支援呼びかけを行っておりました。
シャトルバス運行にあたっても、シャトルバス乗降口付近で任意にて往路・復路各100円、ゲート入口でも運営募金を募らせていただきました。バス車外の募金で あれば運賃には該当しないという認識でおり、よって、有償のシャトルバスとの認識は持たず、届出の必要性にも思い至りませんでした。ただ、書類送検を受け たことを考えれば、その認識は不適切であったと悔やんでおり、関係機関に相談することさえ出来ていれば、このような事態を招くことはなかっただろうと痛切に反省しております。
(2) 指摘事項
警察当局のご指摘は、国土交通省運輸支局の許可を受けないまま有償シャトルバスを運行したことが、道路運送法第78条に抵触するとのことです。

2. 再発防止策
弊社の杜撰な行動により、お客様ならびに関係各位にご迷惑をかけ、不愉快な思いをされたことを真摯に受け止め、運営の適正化と再発防止に向けて以下の対策を実施いたします。
(1) 運営チェック体制の強化
本件の事案につきましては、シャトルバス運営の協力をご支援企業様にお願いをする営業部門、トレーニングゲーム全体の運営を行う事業部門、お客様に告知をする広報部門が、相互確認をとりながら運営にあたりましたが、それを最終的にチェックする機能が働いておりませんでした。
弊社としましては、再発を防止するために、各部門間での情報の共有、各部門長による承認フローをルール化し、徹底することとしました。

(2) 組織強化
また、チェック機能を強化し、組織体制を万全なものにするために、各部門を統括する部署を設置し、運用を開始しております。

(3) 各機関への確認の徹底
弊社は、公式戦開催などの場合は、運営方法について問題がないのか行政をはじめ各機関に確認をとりながら運営計画を策定しております。しかしながら、本件トレーニングゲーム開催にあたっては、社内の知識のみで運営計画をつくり、各機関への確認が結果的に疎かになっていたと考えます。今後は、いかなるイベント運営に対しても各機関へ確認を励行するように全従業者に周知徹底いたしました。

3. その他
ご来場の皆様から募らせていただいた運営募金は、乗降口・スタジアムゲート入口を合わせて総額191,636円でした。全額をしかるべき団体等に寄付をさせていただき、社会に還元する予定です。

以上、事実経緯及び再発防止策についてご説明させていただきましたが、本件は現在警察の取り調べが終わり、この後、検察様の捜査という流れになります。

【塚野代表取締役お詫び】
捜査中ということもあり、コメントできる点が限られてくるのですが、今日、私がクラブの代表として皆様に痛切にお伝えしたいことは、本件を振り返ってみて、私、代表取締役の立場で数年来やらせていただいておりますが、ホームゲームの運営、各種イベントをはじめとするガイナーレ鳥取の事業は従業員、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、マスコミの皆様が非常に楽しみにしておられ、熱意の中でやらせていただいて、本当にありがたく思っております。一方で、特に我々の従業員においてですが、そのような興奮状態になるということが今までも多々ございました。社長としては、一歩離れた位置で冷静に物事を見て、指示をださなければいけないと常日頃から注意しているつもりでございました。ただ、今回の一件につきましては、現場で何が起こっているか、どのような話をしているのかを聴く力、見る力が私に足りなかったと反省をしております。もし、私にそのような聴く力、見る力が備わっていれば、本件は運輸局様に一言相談をすればこのような事態にはならなかったと思います。なぜ、従業員にそうさせてあげられなかったのか、自分なりに本当に悔しいですし、後悔しておりますし、力足らずを痛感いたします。
この点について、捜査に関することとは外れるかもしれませんが、私の責任であると本当に感じており、反省しなければならないと思っております。今回の件で、皆様のご支援やご期待あってのスポーツクラブですのに、このような事態を招いたことを大きく私の力不足だと思っております。
本当に申し訳ございませんでした。

株式会社SC鳥取   
代表取締役 塚野 真樹

本件に関するお問い合わせ先
株式会社SC鳥取 西部本社
TEL: 0859-37-3515 (受付時間 火~金 10:0019:00)