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2015年11月02日

J3ライセンス交付ご報告及び今後の見通しについて記者会見を行いました

11月2日(月)とりぎんバードスタジアムにて、J3ライセンス交付ご報告及び今後の見通しについての記者会見を行いましたのでお知らせいたします。

記者会見要旨 
出席者:株式会社SC鳥取   代表取締役 塚野真樹 
                                      取締役GM  岡野雅行

 

〔J3ライセンス交付について〕

今期のJ2ライセンス申請断念について、皆さまの落胆を招く事態となりましたこと改めてお詫び申し上げます。この度10月13日付で来期のJ3ライセンスが交付されました。ご支援ご協力いただきました関係各位に御礼申し上げます。

 

財務の課題(今期中の債務超過解消)にめどが立ったことで、今期断念したJ2ライセンスの来期申請に向け前進したことは間違いありません。来年6月末の申請時期には、J2ライセンスを申請し、問題なく交付を受けることに向け準備をして参ります。具体的には更なる財政基盤の強化が必須となります。債務超過の解消にめどが立ったとはいえ、もう一つの財務基準「3期連続赤字でないこと」をクリアする必要がございます。昨期赤字、今期赤字見込でございますので、来期は必ず黒字にする必要がございます。

 

〔J2昇格に向けて〕

来期J2ライセンスを無事に交付(9月末判定)されたとしても、チーム成績が最低でも2位以内・平均観客数3000名を達成しないとJ2昇格となりません。チーム戦力を整え、春先からチームが結果を出していく必要がございます。来期の絶対黒字を念頭に置きますと、チーム予算は今期よりも削減して組み立てる必要がございます。チームは勝たなければならない、予算は削らねばならないという「ねじれた状態」が現在の実情でございます。

 

「ねじれた状態」の中、チーム強化部と協議をし、現時点での来季に向けたチーム強化方針は次の通りです。ただし、現在契約交渉は未実施でございますので、選手スタッフの意向は考慮しておりませんで、そちらはご理解下さいますようお願い致します。


〔基本方針〕

今期の戦力をきちんと来期につなげること。

若手選手に関しては「来期の伸びしろ」を、それ以外の選手に関しては「今期の貢献度」を中心的な評価基準として契約交渉を行います。

〔目標〕

 来期J3リーグ2位以内達成

・アマチュア選手のプロ化を含む現有戦力の維持

・新陳代謝として4名程度の選手入れ替え

 

〔戦力補強に向けて〕

ここからは皆さまに向けてのお願いでございます。今期ここまでの順位成績が6位、来期において若手の更なる成長は確信しておりますが、それだけでJ2昇格争いの修羅場を切り抜けるには心もとないとも考えております。戦力補強には資金が必要となりますが、不確定な収入見込に基づいて補強を進めることはライセンス不交付につながりかねない禁じ手でございます。ですので、堅い収入予測をもとに予算編成作業を現在実施中ですが、来期の確実な収入増がこの11月12月(来期選手契約交渉期)に見込めた場合、新戦力補強に資金を投入できます。
来期収入のうち11月12月で固めることが出来ますものはGGC会員収入とスポンサー収入のふたつが大きなものでございます。スポンサー収入増に向けましては私を中心にクラブ営業スタッフが全力を注ぎます。この場をお借りしてとなりますが、企業団体の皆さまには旧に増しますご支援を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。

ファン・サポーターの皆さまはじめ広く県民の皆様におかれましては、次回ホームゲームより募集を開始しますGGC2016会員に是非とも早期にご入会賜りたくお願い申し上げます。過去最多の会員数は2013年の6370名、今期は4591名となっております。GGC2016会員につきましては今年12月末までに6000名のご入会を実現したく考えております。

何より、上に向かって挑戦できるシーズンとするべく全力を尽くして参る所存でございます。皆さまの絶大なるご支援ご協力を重ねてお願い申し上げます。

 

-岡野取締役GMより-

来期でGM就任3年目となります。2016シーズンは、進退をかけてJ2昇格にチャレンジする覚悟です。
社長から説明のあった状況はしっかりと理解していますが、縮こまってしまってビクビクしてばかりでは元も子もなくなってしまうんじゃないかという危機感も持っています。自分が責任をもって既存戦力の見極めや来期に向けたチーム再構築を行います。新戦力の補強、既存戦力の待遇向上のため皆様の絶大なご支援をお願いします。

 

◇会見の様子(抜粋)をこちら(YouTube/gainarechannel)にて公開しております。

どうぞご覧ください。